社員インタビュー

RECRUIT

ユーザーと
クリエイターの
架け橋になりたい。

コミュニケーションデザイン Div.
MD・編集グループ
根津 祐希(2019 年 新卒入社)

祖父母の手芸店が
ものづくりを好きになった原体験。

Q クリーマに入社するまでのことを聞かせてください。

幼少期は、当時住んでいた広島で祖父母が営んでいた手芸店に、毎日のように通っていました。手芸教室を兼ねていたお店で、つくることの楽しさを教えてもらいました。今振り返ると、手作りが身近だったあの頃が、ものづくりを好きになった原体験なのかもしれません。

中学生時代はずっと、音楽に夢中になっていました。小学5年生の頃に当時大好きだった担任の先生が設立した、音楽クラブの初代メンバーとなったことが、音楽に目覚めたきっかけです。吹奏楽部やオーケストラに入り、色々な楽器を奏でてゼロから”音楽をつくる”楽しさを知りました。合奏をしている時、一人一人の楽器音が重なって曲になる瞬間がすごく好きで、感動し興奮を覚えました。趣味としてもギターを弾いたり、音楽に没頭する日々でしたね。

高校生の頃は、朝鮮語(韓国語)にはまり、好きが高じて東京外国語大学の朝鮮語学科に進学する道を選びました。韓国語が好きだと言うと「K-POP が好きなの?」と言われることが多いのですが、そういうわけではありません。母が韓流好きで、韓流ドラマを隣で見ていたことがきっかけです。何気なく見ていた時に、独特のイントネーションや、カクカクした記号みたいな言語に、純粋に興味が湧き「この言葉を真剣に学びたい」と思いました。そうして、韓国語漬けの大学4 年間を過ごすことになりました。

今までの人生を振り返ると、何かを始めたり、目指すというタイミングでは、先生や家族のような、周りの大切な人たちの影響が大きかったように思います。

Q どうしてクリーマを選んだのですか?

新卒でクリーマに入社したのですが、実は就職活動を始めたばかりの頃はせっかく学んだ韓国語を活かした仕事も考えていました。色々調べていく内に、言語に特化した仕事に就くには、現地在住経験や母国語レベルでの語学力が必要で、生半可な気持ちでは難しいと感じました。そこで、自分が好きなことに関わりたいという原点に立ち返ってみました。行きついた答えが、「ものづくり」でした。

祖父母の手芸教室でも、年配の方や常連のお客様ばかりで、若い方はあまりいませんでした。いいものがいっぱいあるのに、なんでなんだろう……と、子供ながらに強烈に違和感を覚えていたんです。

作る人と使う人を繋げられるような、ものづくりに携わる仕事がしたい。私の中で仕事選びの指針がようやく見つけられた気がしました。そんな時に、ユーザーだった母がクリーマのことを教えてくれました。早速、会社のホームページを調べていたら、自分が頭の中で考えていたことと、そこに書かれていたことがまさに一致したんです。「本当にいいものが埋もれてしまうことのない、フェアな世界をつくろう」その言葉に心動かされました。ただ、その頃はホームページのどこにも新卒募集の情報が載っていなかったので、意を決して会社の問い合わせフォームから面談依頼のメールを送信。それがクリーマとの出会いです。

自分がやりたいと思うことを実現できて、早い段階から任せてもらえるような環境を求めていたので、ベンチャー企業に入ることへの抵抗は全くありませんでした。反対されると思っていた父が応援してくれたのも、後押しになりましたね。

ユーザーとクリエイター双方への心配りが大切。

Q 今はどのような仕事をしていますか。

コミュニケーションデザイン Div. の MD・編集グループで、毎週更新している特集ページや、ユーザーに向けて発信するメールマガジンの企画・制作、オフィシャル SNS の運用など幅広く担当しています。

毎朝のルーティンとして 1 時間ほど、何百、何千という新作をチェックしています。仕事ではあるものの、作品を見ているだけで幸せなので、自分にとってすごく大切な時間です。そこで見つけた作品の中から、どのタイミングでどんなテーマを発信することが、効果的にユーザーの方々に届けられるかを考えながら、コンテンツを企画しています。

この仕事の難しいところは、クリーマが大切にしている”クリエイターファースト”というフィロソフィーを守り、クリエイター視点を持ちながら、ユーザーに対しても同じくらい考えないといけないという点です。例えば、ユーザーにとってわかりやすい表現が、クリエイターの方々に対しては失礼な印象を与える可能性もあります。ユーザーとクリエイター双方への心配りを常に意識しながら、チームみんなで取り組んでいます。

だからこそ、クリエイターの方からお褒めの言葉や感謝の言葉をいただいた時は、感慨深いですね。
「作品をメルマガで紹介いただき、多くの方々にご覧いただけました。ユーザーさまから温かいメッセージをいただき、大変嬉しく思います。」「創作活動を続けるか迷っていましたが、特集に掲載いただいたことであっという間に売り切れ、励みになりました。これまで続けてきて本当によかったです。」そういった感謝の言葉の積み重ねが、自分の中で大切に残っています。

コンテンツのファンになっていただけたら。

Q これからクリーマで達成したいことを教えてください。

ユーザーとクリエイターの皆さんの架け橋のような存在になりたいです。
橋自体も大きくしたいし、どこから見ても魅力的なものにしたいと思っています。
私が発信する企画を通して、クリーマのファンが増えるとともに、コンテンツのファンができたらいいなと思っています。メルマガや特集を毎日楽しみに待っていただける方が生まれたら幸せですね。

Q 休日はどのように過ごしていますか?

基本的には自宅で過ごしています。家族が大好きなこともあって、家族と過ごす家での時間が何よりも心地いいんです。
趣味は動画を観ること。家でのんびり YouTube を観ている時間が幸せで、好きな YouTuber さんから流行の動画まで一通り観ています。最近は Vlog (Video BLOG = BLOG の動画版)で、”丁寧な暮らし”のモーニングルーティンをよくチェックしています。説明はほとんどなく無言で字幕だけの映像ですが、人気のある暮らしの動画を観ることは情報収集にもなり、「こんなトレンドがあるんだ。次の企画に活かしてみよう」などと思いながら観ています。

Q Creema での思い入れのある一品を教えてください。

毎日作品をチェックをしている中で、ある日そのかわいらしさとモフモフに一目惚れしたのが Mム Ds MART さんの「モグ」でした。デスクの上がなんだか寂しいな……と感じていたところだったので、もともとはポーチだったのですが思い切って「デスクに置けるような、ぬいぐるみモグを作っていただけませんか?」と問い合わせて作っていただきました。

手元に届いてからはすっかりモグの虜になり、冬前には「モグがなんだか寒そう。そうだ、クリスマス前だしせっかくだからサンタ帽を作ってもらおう!」と思い、モグにぴったりな帽子を作ってもらいました。ちょっと疲れたなと思う時も、デスクにあるモグを見れば元気になれるんです。

クリエイターさんに直接オーダーさせていただいた初めての作品なので、とても心に残っています。

最後に新卒 1 年目を振り返ってもらいました。

本当に紆余曲折ありました。

内定をいただいてから、インターンでいくつかの職種を経験しましたが、向いていないかもしれないと思う瞬間もたくさんありました。私は役に立てているのだろうかと不安になったり、正直に言うと苦手意識を持つ業務もありました。

インターン後半からは現在の部署への配属でした。後で聞いた話なのですが、私の適性を見てくれての決定だったようです。そういった心配りが嬉しかったですね。それに、仕事に取り組む上での基本的な姿勢や目標達成へのアプローチ、ツールを活用した分析業務など、思えば、苦手意識をもっていたことを含めてインターン当初の経験が今も活きています。

現在の部署での最初の役割は、比較的作品ボリュームの少ないカテゴリーでの特集企画や先輩業務のサポートなど、小さな仕事からのスタートでした。それでも、作品に触れて、企画を考えて、お届けするという、やりたかったことに携われている喜びが大きかったです。

業務に慣れてきた頃には、メールマガジンの企画・制作を一人で任せてもらうようになり、「本当に私で大丈夫だろうか?」という思いもありました。クリーマは年齢や社歴に関係なく大胆に采配するんだということを実感しましたね。せっかく任せてもらえたのだからと思い、自分なりに仮説を立て、AB テストを繰り返し行うなど、試行錯誤を繰り返しながら努力しました。

コツコツと工夫を重ねた甲斐もあってか、徐々にユーザーからの反応が結果に現れ始め、入社一年目で月間MVPを二回受賞し、表彰いただきました。もちろん自分だけの力ではなく、先輩やチームのみんなのおかげなのですが、努力が成果につながり、会社からも評価されていることを実感できるというのは幸せだと思っています。クリーマに入社して、少しは成長できたかなと感じています。

※本記事の内容は取材当時のものです。